鉄道会社の給料 -本当に「まったり高給」なのか?-

4月1日に鉄道会社に就職した新社会人の方は、そろそろ人生初の給料日が近付いてきたことだろう。既に給与明細が配られている人もいるかもしれない。

今回は、鉄道会社の若手の給料について、少し詳しく書いてみようと思う。

新社会人の人は、今後数年働く中でどれくらいの給料がもらえるか、またJR各社をはじめとした鉄道会社への就職を考えている人にも、会社選びの一つの軸として参考にしてほしい。

一般的に高給と思われている、鉄道会社(特にJR各社)の総合職の給与に注目して書いてみる。

鉄道会社は決してまったり高給の良い仕事ではない

学生をはじめとして、他の業界で働く社会人でも、鉄道会社は安定で高給、仕事はまったりというイメージを抱いている人は多いだろう。

結論から言ってしまえば、「まったり高給」というイメージは全く間違っていると言わざるをえない。

簡単に表すと、手取りは以下のような式であらわされる

手取り=基本給+各種手当(都市手当、超勤手当、特殊勤務手当、etc)ー各種控除(所得税、住民税、健康保険料、年金保険料、etc)

それでは、細かく見てみよう。

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【書籍紹介】鉄道業界のウラ話

ここの所、就活生向きに鉄道会社の選考や実態について書いてきたが、今日は参考になりそうな本を紹介しよう。

出版は5年以上前なので、情報は少し古いかもしれないが、実態がよく整理されていてとても読みやすい。

この本の著者も大手鉄道会社出身であり、内容を読んでみると自分が経験したことと似ていることも多い。就職から現場での研修や業務についても、非常に生々しく書いてある。

早い人であれば、既に鉄道会社から内々定をもらっているかもしれない。就活に余裕がある人は、今回紹介した本や、このブログの記事を読んで鉄道会社に入るとはどういう事かを予習しておいてもよいだろう。

新卒の就活は人生の一大イベントである。理想面ばかり見ないで、現実も見たほうが良い。現実を知りたい人にとってはとても有益な一冊とお勧めする。

また、既に鉄道会社に勤めている人も、内容は非常に共感できるものだろう。あなたの周りにも似たような考えを持っている人もいるのだということは、励みになるだろう。