鉄道会社へ就職するには?総合職編その1

JR本州三社や関東・関西の大手私鉄などは毎年のように上位にランキングされているように、鉄道会社は就職先として、総合職・一般職問わず非常に人気が高い業界です。

人気の鉄道会社の就職活動はどのようなものか気になる学生は多いと思うので、今回は就職活動の実際について書いてみたいと思います。

鉄道会社から内定を得るまで

筆者の就職活動の体験談や同期等から聞いた話をもとに、内定を得るまでの過程を記してみようと思う。
なお、内容については既にかなり前のものであり、現在の就職活動と必ずしも同じではないことを留意してほしい。

選考ステップ

大まかな流れとしては、
説明会に参加→webサイトからプレエントリー→ES提出→面接
といった一般的なものである。グループディスカッションを行う企業も多い。

ちなみにインターンを実施している会社もあり、選考とは関係ないとうたっているものの、実際のところは学生の囲い込みに使用されているようである。

本当に入りたいなら、インターンに参加しやる気を見せておくのが無難である。

学歴フィルターはあるのか

表立っては絶対に宣言しないものの、JR各社や大手私鉄はある程度の学歴を持った学生のみ採用を行っている。つまり学歴フィルターはある、と言っていいだろう。

現在社員紹介において学歴を公表することはまずないが、HPや説明会での資料には学部卒であれば出身学部、院卒であれば専攻が書いてある。

事務系社員では法学部や経済学部となっており大学名の特定は難しいが、技術系の社員は○○工学専攻のように、同じ分野であっても大学によって異なる名称が用いられていることが多いので、試しにネットで学部名などを検索してみればすぐに大学名は判明する。

検索してみて驚くだろうが、多くが東大・京大等の旧帝国大学や早慶等の難関私立大学東工大、一橋大等の難関国立大学出身である。もちろん事務系であっても同等の大学出身者が多い。
このことからもわかるように、ある程度学歴により足切りを行っていることは確実である。

採用のような重要な役役職に携わる社員が高学歴なだけではないか、という意見もあるかもしれないが、入社してみるとやはり高学歴が多い。

つまり鉄道会社の総合職として働くためには、まずは良い大学に入るところから始める必要があるということである。

ただ、いい大学に入ってまで鉄道会社で働く必要があるのか、という話は別だが…

大学別の説明会

合同説明会やwebから予約を取る一般的な説明会の他、実は特定の大学向けの説明会も多い。これも学歴採用の影響である。

説明会は採用担当の社員がスライドや冊子等を使用し会社説明を行い、学生からの質問を受けるといった普通のものである。

特定の大学向けの説明会では、その大学のOB社員が来て、少人数の座談会のようなものが行われることもある。

少人数向けの説明会では社員の方からも学生が良く見えるので、説明会中に寝てたり態度が悪かったりすると、その時点で選考の対象外となるので注意が必要だ。
逆に熱心に質問したり興味を示したりすると、社員の評価も高くなり選考のステップに進めることも可能になる。

エントリーシート

鉄道会社は保守的なので、ESは手書きの会社も多い。新入社員研修など多くの研修において手書きのレポートが大量に課されるので、字を丁寧に書いたり誤字脱字をせずに公的な書類を提出する練習をさせているのだろう。

勿論、人気の会社であるから学生が殺到してESを見る時間がなくなるという事態を避けたいという意図もあるだろうが。

さて、ESを提出し合格すれば、晴れて面接….とはいかない。
表立った選考過程にはないが、リクルーター面談、所謂リク面というものがある会社も多い。

次回はリクルーター面談の実態について語っていこう。

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