新型コロナウイルスの終息も見えず、お盆の帰省自粛や旅行自粛が叫ばれており、今年のお盆は例年とは全く異なる状況になりそうだ。
JR各社の4-6月決算も軒並み悪く、繁忙期であるお盆の予約も例年と比較し大幅に減少している。当分鉄道業界の業績回復は難しいだろう。
JR東日本、過去最大の1553億円最終赤字 4~6月
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO62083460Q0A730C2I00000/
JR東海、初の営業赤字 新幹線利用84%減 4~6月
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO62136050R30C20A7I00000/
JR西日本の20年4~6月、過去最大767億円の最終赤字
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO62136010R30C20A7000000/
このような状況で夏季休暇に入っている人達も多いだろう。鉄道会社の現業で働く方たちは関係ない話だが…旅行も帰省も出来ないため、実に面白くない夏休みだと感じている人も多いと思う。
しかし、逆に家でしっかりと将来のキャリアを考える時間が出来たと考えるのはどうだろうか。鉄道会社に限らず、将来のキャリアに悩んでおり、今夏季休暇で暇を持て余している人には、まず転職活動を始めてみることをお勧めする。
転職エージェントにまずは登録
転職活動を始めるといっても、いきなり面接を受けろ、と言っているわけではない。まず転職エージェントに登録して、エージェントと面談をしてみよう。
今ならコロナ対策のため、zoom等のビデオ会議で簡単に相談に乗ってもらえるので、地方に配属されている人も気軽に情報収集が可能だ。
簡単でもよいので履歴書を書き、転職サービスに登録することで、エージェントと面談し情報を得ることができる。
情報収集であれば、会社四季報や行きたい会社のHPを見たり、働いている友人・知人に当たればよいと思う人も多いかもしれない。
ただ、エージェントと面談すると、以下のような、よりリアルで最新の情報を多く得ることができる。
・今の転職市場の動向(採用が活発になっているか、そうでないか)はどうなっているか
・現在の職歴・学歴からどういった業界・会社の選択肢があるのか
・どれくらいの年収が見込めるのか(自身の市場価値はどの程度か)
・どういったスキルを身に付けると転職に有利か、等
こういった、転職に不可欠な情報を無料で手に入れることが出来る。せっかく時間があるのだ。やらない手はないと思う。
お勧めの転職エージェント
私が転職活動時に主に使っていたのは、マイナビだった。
求人数が割と多く、幅広い選択を示してくれるエージェントが担当だった。書類で相当落ちたが、どんどん新たな企業を紹介してくれるので、大変助かった覚えがある。
(※マイナビのプロモーションを含みます。)
ただ、これも会社というより、付くエージェント次第といった所もあるので、マイナビ以外にも広く登録することをお勧めする。
また、鉄道会社の総合職で入れるほど学歴が高い人には、JACもおススメである。こちらは外資金融や外資コンサル、新進気鋭のベンチャーなどハイクラスな求人が揃っている。
東大京大や早慶などの高学歴で、地頭に自信がある若手の総合職の人は、そういった実力主義の世界に挑戦してみるのも一つの選択肢だろう。
ちなみに、こういったハイクラス転職エージェントに登録しておくと、ハイクラス企業の中途向けセミナーや説明会の案内も回ってくる。本格的に転職活動を始めなくても、少し違う業界の人たちの話を聞いて刺激を受けてみるのも良いと思う。
まとめ
今年はコロナの影響で、例年とは全く異なる夏になりそうだ。そして定年まで安定と思われた鉄道業界にも、これまでは考えられなかった強い逆風が吹いている。
鉄道会社に限らず、将来に少し迷い始めた人は、コロナで外出や帰省が出来ないこの時間を有効に使い、最初の情報収集を始めてみることをお勧めする。
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