総合職の採用系統 -それぞれどんな仕事をするのか?-

今回は主にJR各社、特に主要三社(JR東日本、JR東海、JR西日本)の総合職の採用系統について紹介しよう。

採用系統で一生の仕事が決まる

ご存知の方も多いかもしれないが、JR各社は「総合職」という採用は行っていない。JR各社の総合職の選考を受ける場合、多数ある系統から一つを選ばなければならず、「総合職○○系統」といった採用になる。

ご存知の方も多いかもしれないが、JR各社は「総合職」という採用は行っていない。JR各社の総合職の選考を受ける場合、多数ある系統から一つを選ばなければならず、「総合職○○系統」といった採用になる。

選考の時点で系統が完全に分かれており、入社後も退職するまで絶対に系統は変わることはない

「総合職」だからジョブローテーションもあるし、やりたいことや適性があればどんな仕事も出来るのではないか?という考えは甘い。ジョブローテーションはその系統内での動きだし、ポスト公募のようなシステムに応募しても、「あなたは○○系統だから。。。」という理由で受け付けられないことも多い。

つまり、選考の時点で自分が一生携わる仕事がほぼ決まってしまうため、系統選びは慎重にならなければならない。

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鉄道会社からの転職先 -辞めてどこに行くのか?-

以前、鉄道会社から辞める人は少ないという記事を書いたが、今回はその数少ない辞めた人がどこに行くのかを紹介しようと思う。

母集団自体が少数派であり、かつ筆者の知っている範囲での情報となるが、参考となれば幸いである。

限られる選択肢 -圧倒的に多い地方公務員-

第二新卒での転職を目指す上で業界選びは大切である。もしあなたが私と同様にファーストキャリアを鉄道を選んだとしたならば、選択肢は残念ながら非常に限られてくる。

筆者が見る限り、公務員(特に地方県庁や市役所)が圧倒的に多い。理由はいくつかあるが、

ファーストキャリアが重視されない(試験に通ればある程度受かる)

鉄道会社と同じように安定しておりまったり働ける

だいたいこの二つに集約されるだろう。また、給与水準もさほど変化がない(相変わらず安いまま…)という点もマイナスにならない。

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学歴について -JRや私鉄に入るために学歴は必要か?-

就活ではよく「学歴フィルター」なるものの存在がささやかれる。JR各社や大手私鉄などの鉄道会社において、採用に学歴は関係あるのだろうか?今回はその点について書いてみたいと思う。

採用実績は高学歴の学生ばかり

鉄道会社の総合職は高学歴の学生を多数採用している。学校名は採用に全く関係ありません、と就職活動の説明会ではよく言われている。もちろん、コンプライアンスにうるさいこのご時世に、弊社は高学歴の大学からしかとりません!とは、口が裂けても言えるはずがない。

しかし蓋を開けてみれば、皆が名前を知っているような大学がずらりと並ぶ。筆者がいた鉄道会社でも、先輩や同期、後輩もほぼ全てが世間的に名が通っている大学だった。

特にJRは東大、京大をはじめとする旧帝大と一橋、東工大、その他地方国立大学が多数である。早慶や関関同立といった私大も採用しているが、国立大学に比べるとその絶対数は少ない。

例えばJR東海は、JR東大と言われているくらい東大が多い。JR東海は就職活動において人気も高く、リニアや東海道新幹線など大きなことが出来るという点が学生からの支持を得るのだろう。

結論を言うと、所謂「学歴フィルター」は存在するのだ。筆者も経験したが、そもそも就活の説明会の時点で、ある程度高学歴の学生を対象とした個別の説明会が行われている。東大や京大といったトップ層の大学であれば、OB/OG懇親会の名のもとに、その大学のみを対象とした採用セミナーを行っているのが現状だ。

このようなセミナーでリクルーターから良い評価をえることで、選考のステップに初めて乗ることが出来るのだ。旧帝大や早慶上智、一橋や東工大などの学歴がなければ、選考に進むことは難しい。MARCHや関関同立だと、総合職よりもプロフェッショナル職などの現場採用の方が確率が高いだろう。

では、学歴がなければJRや私鉄の総合職として鉄道会社に入社することは出来ないのだろうか?実は必ずしもそうではない。

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